2017年07月31日

宇宙を旅した虫

現在、爬虫類・両生類・小動物のエサとして
大活躍のシルクワームですが、
かつて宇宙を旅したことがあることを
ご存知の方も多いと思います。
ただし、カイコの幼虫ではなく卵ですが・・・

カイコの卵.jpg

カイコの宇宙旅行は
1997年のスペースシャトルを皮切りに
宇宙放射線の影響を調べる研究の一環として
数回行われたようです。

カイコの卵が宇宙での実験生物に選ばれるには
それなりの訳があります。

それはまず第一に
「小さいこと」。
1万個持って行っても
たったの数gです。

もうひとつ重要なのは
カイコの卵は
「眠ること」。

卵は5℃に冷やすと約1年間、
0℃では約2年間も眠りながら生き続けるそうです。
つまり、卵の状態のまま長期間の宇宙実験が可能なのです。
こんな生き物はおそらく他にないんでしょうね。

「天」の「虫」と書いて「蚕」。

蚕はまさに天(宇宙)の「虫」となることを
その生まれから運命付けられていたのかもしれませんね。

posted by カメレオン・ハート at 02:24| 和歌山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | シルクワーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月07日

七夕と蚕

今日は七夕。

この曇り空ですから
残念ながら
織姫と彦星は見られそうにありませんね。

織姫は「ベガ」、
彦星は「アルタイル」、
そしてあまり馴染みのない白鳥座の「デネブ」の3つを繋げたのが
実は夏の夜空に燦然と輝く
「夏の大三角形」です。

七夕伝説の生まれた中国では
「彦星」は農業に適した時期になると明るくなるので、
農耕を司る星として、
そして、同じ時期に天の川を挟んで明るくなる「織姫」を
養蚕(ようさん)や糸・針の仕事を司る星と考えるようなったようです。


th.jpg


ここで七夕伝説って何だったっけ?
ということでちょっとおさらい

 「その昔、織姫と呼ばれる機織の上手な姫と、彦星と呼ばれる牛飼いの若者が居ました。
2人は出会って直ぐに恋に落ち、結婚して幸せに暮らしていました。
しかし、2人で一緒に居る事ばかりに気を取られ、仕事をしなくなってしまいました。
 それに怒った空の神様が、二人の間に大きな川を作りました。
離れ離れになった二人は一生懸命に働いて、一年に一度だけ会うことを許される様になりました。」

悲しい恋のお話ではありますけど
実は仕事をサボった2人が
罰を与えられた・・・
というのが七夕伝説のストーリーなんですね。

七夕伝説から読み取れるのは
古代中国において「農耕」と「養蚕」がいかに重要な産業であったか
ということです。

「男は農耕」
「女は養蚕」
に追われる日々。
ついサボりたくなるのも
わからないでもありませんね


シルクワームの飼育に疲れたら
ちょっと外へ出て
夏の大三角形を見上げてみましょう

でも今日は曇りで
見えませんが。

posted by カメレオン・ハート at 09:36| 和歌山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | シルクワーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月21日

今年も50℃洗い桑の葉♪

今年もいよいよ桑の葉の季節が
やってきました

ご家庭の主婦の方は
よくご存じと思いますが、
野菜は「50℃洗い」すると
長持ちすることが数年前に発見され
ちょっとした流行になりましたね。

それを応用したのが
「50℃洗い桑の葉パック」です。

IMG_6047.JPG

かなりの手間がかかり
数が多くできませんので
毎回、少数の販売となります。

IMG_6044.JPG

ご入用の方は
当店ホームページのカートをご覧ください

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posted by カメレオン・ハート at 09:37| 和歌山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | シルクワーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月20日

シルクロードの夢

今日はYahoo!ニュースの時事ネタから
ちょっと思い浮かんだことを1つ。

『5月に北京でシルクロード経済圏構想「一帯一路」サミット開催』

「一帯一路構想」とは
古代の交易路である海(一帯)と陸(一路)のシルクロードにちなみ
中国から欧州へ至る地域を中心に
中国主導で経済連携を促進する世界規模の構想のこと。

まさに「シルクロードの夢をもう一度」
ということでしょうけど、
おそらく儚い幻に終わるような気がします。


ただ、かつて
チャイナと地中海世界を結ぶ
地球規模の壮大な交易路とそれにまつわる歴史があったことは確かであり、
そのシルクロードで最も重要な交易品だったのが
その名の通り、「シルク(絹)」でした。

古代ローマではシルクは同じ目方の金と取引きされ、
そして、その製法は長い間秘密とされ,
蚕を中国の国外に持ち出した者は死刑に処せられたのだとか・・・

言ってみれば
蚕はかつて歴史の主役だったのですね。
蚕が人類の歴史を作ったと言っても言い過ぎではないような気がします。


IMG_0126.JPG

私たちが毎日
爬虫類や小動物のエサとしてお世話になっている
このおとなしいシルクワームの遺伝子には
古代のシルクロードの記憶がすべて刻まれているに違いありません。

頭をもたげて眠っている
シルクワームは
なんとなくシルクロードの夢でも見ているように
見えませんか?

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posted by カメレオン・ハート at 05:33| 和歌山 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | シルクワーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月17日

繭作りにはげむシルクワーム

下の動画は
カイコ(シルクワーム)が繭(まゆ)を作る様子です。

ちょうど作り始めが撮影できたので、
カイコが糸をはきながら
せっせと繭を形作る際の動きがよくわかります。


繭というのは
動けず無防備な蛹の段階のカイコが
外敵から自らを守るための「鎧(よろい)」ですね。

この小部屋の中で
「眠」の一時期を過ごしたカイコは
その後、この小部屋に穴を開けて這い出し
りっぱな蛾になります。

引きこもりだった人が
その後、事業家などいろんな分野で成功する話を時々耳にしますが、
もしかしたら人も
一定期間、繭の中に引きこもる時期が
あってもいいのかも?なんて
想像させてくれた健気なカイコの繭作りシーンでした。

posted by カメレオン・ハート at 02:13| 和歌山 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | シルクワーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月05日

競争のない生き物

カイコという昆虫は
非常にお行儀がよいというか
平和的な生き物であるという点、
なかなか興味深い生き物です。

他の生物であれば
エサに群がって
押し合いへしあい
他者を蹴散らし、奪い合った末、
勝った者が自分の食いぶちを確保するのが普通ですが、
カイコに限っては
そういう行動はほとんど見られないし
もちろん共食いも一切なし。

弱肉強食とは
対極の世界で生きているように見えます。


L5.png

競争のない世界で生きるカイコ。

これは5000年もの間、
人間に飼いならされ、
エサは常に目の前に与えられて来た末の結果であることは
間違いないですね。

この性質は
「爬虫類のエサ」としては
これほどありがたいものはありません。
なにしろ飼育の管理がとてもしやすいので。

こんな超優良なエサ昆虫のカイコですが、
哀しいことに
「生物」としてはもはや自力で生きていく意思と能力を
完全に失ってしまっています。
人間に飼われなければ
自分の命をつなぐことも
子孫を残して行くこともできません。

競争のない世界は理想に見えて
やはりユートピア(どこにもない世界)なんですね。
いや、唯一カイコだけに許された世界かも?

ということで
哀しくもいとおしい
おカイコさんのお話でした。


大きいサイズのL(4p前後)から
小さいサイズSS(5mm~)まで
現在、全サイズのシルクワームが揃っています。
ぜひご利用ください。

最後は宣伝です(笑

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posted by カメレオン・ハート at 03:01| 和歌山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | シルクワーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月14日

大きいサイズのシルクワーム 事前ご予約について

大きいサイズのシルクワームL(3.5p〜)
育成に大量のエサとかなりの飼育工数が掛かるため
なかなかショッピングカートに載せることができず
ご迷惑をお掛けしております。

そこで今後
ある程度計画的にご提供するため
Lサイズ(3.5p〜)のシルクワームに限り
事前ご予約をお受けすることにしました。

ご希望お届け日の10日前までに
ご予約いただくためのカートをご用意しましたので
ご希望の方はこちらよりお申込みください↓↓↓

ご予約の可否とお届け予定日等について
1両日中にご返事いたします。

L4.png

数量にも限りがありますし、
なにぶん生き物であるため
育成状況によって
必ずしもご要望に添えない場合が出てくるかと思いますが
とりあえずご要望をお知らせいただけばと思います。

カメレオン・ハートの
プリプリのシルクワームをご利用いただければ幸いです。

L6.png

posted by カメレオン・ハート at 01:03| 和歌山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | シルクワーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月07日

カイコは眠る

毎日数千匹のシルクワームのお世話をしていますと
いろいろ気付くことがあります。

下は3令の2頭のカイコです。
上のカイコと下のカイコの違いが何かわかりますか?

カイコ.png


上のカイコは頭が小さく
下のカイコは頭が大きい。

実は上のカイコは眠っていて(いわゆる「眠」)、
下のカイコは眠から覚めた状態です。

カイコは眠から覚めると脱皮して
頭も身体も大きく成長して行くのですね。

カイコは古事記にも登場する
日本人とも非常に所縁の深い昆虫。
人間に飼い馴らされて
既に5000年の歴史があるとも言われます。

5000年の歴史。
じっとして動かない「眠」のカイコは
人とともに暮らしてきた
はるか昔の記憶の夢でもみているように見えます。

posted by カメレオン・ハート at 09:40| 和歌山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | シルクワーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月23日

水を汚さないシルクワーム

「金魚のエサをシルクワームに変えたら
水が汚れなくなった。」
・・・というお話を聞いたので、
早速ミズガメに試してみました。

まずは水をキレイに変えた直後の画像↓


IMG_3290.JPG

次は人工フードを与えて
3日後の画像↓

IMG_3291.JPG

そして下は
シルクワームのみ与えて3日後の画像↓

IMG_3326.JPG

ほとんど汚れていませんね。

その数日後の水の状態も
底の方に少し糞が溜まっている程度。

ミズガメの水換えって
ほんとに大変なんですよね。

少しでも飼育が楽になる
エサのアイテムとして
丁寧に育てたカメレオン・ハート自慢のシルクワームを
一度お試しください!


posted by カメレオン・ハート at 09:16| 和歌山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | シルクワーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月28日

【動画】シルクワームを食べるパンサーカメレオン・ベビー

生まれて3日目のアンビローブに
幼齢のシルクワームを与えているシーンです。


カメレオンに限らず
ベビーはなるべく高栄養の生きエサを与えて
速く大きくしてあげるのが育成のコツですね。

ベビーの捕食のしやすさという点でも
シルクワームは本当にありがたい性質を持った昆虫だと
つくづく思います。
posted by カメレオン・ハート at 08:59| 和歌山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | シルクワーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする