2020年10月15日

アカメとシロメ

下の画像は
アカメカブトトカゲ(左)とモトイカブトトカゲ(右)です。

アカメとモトイ.jpg

元々近縁種ですから
違いはほとんど
目の周りが赤いか、そうでないかだけですね。

面白いのはこの2種が
英名でこう表記されること

アカメカブトトカゲ=Red-eyed Crocodile Skink
モトイカブトトカゲ=White-eyed Crocodile Skink

Red-eyed(赤目)に対してWhite-eyed(白目)。

画像の通り、
モトイカブトトカゲの目の周りが白いわけではないので
「White」の意味は「白い」ではなく
「無色の(赤でない)」という意味でしょう。

おそらくアカメカブトトカゲが先に命名されたため、
「アカメ」に対して後で「シロメ」と
名付けられたのだろうと思います。

よくわからないのは
和名の「モトイ」。

「もとい」とは
「間違えました、そうではなくて」という仕切りなおし、
あるいは「元へ戻れ」
という意味の言葉ですね。

これはかつて
アカメカブトトカゲが「ニューギニアカブトトカゲ」の名前で流通していたのですが
それは実は間違いで
「ニューギニアカブトトカゲ」とは本来「モトイカブトトカゲ」だったという経緯から
「モトイ」と名付けられた・・・???
(間違っていたらゴメンナサイ^^;)

和名の命名者はきっと
「目の周りの白くない」このトカゲの名前を付けるのに
英名を直訳するわけにもいかず
一苦労したのでは?と想像します。



前回はアカメカブトトカゲでしたが、
今回はかわいいモトイカブトトカゲたちが
入荷しています

IMG_1049.JPG


posted by カメレオン・ハート at 03:55| 和歌山 ☀| Comment(0) | スキンク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月23日

サンドフィッシュスキンクが砂に潜る理由?

「水を得た魚」ならぬ
「砂を得たトカゲ」?

砂をスイスイ泳ぐように潜ることができる
サンドフィッシュスキンク
今年もエジプトからやって来ました。

IMG_9838.jpg

手に取ろうとすると
かなりの力でスルりとすり抜けて
あっという間に
砂に潜って行きます。

IMG_9837.jpg

なぜ潜るようになったかは不明ですが、
おそらく天敵のヘビから逃れるためではないかと
想像します。

地下は
サンドフィッシュにとって
もっとも安全な場所だった。

そして、
彼らのすごいところは
何時間でも砂の中に潜っていられること。

魚のように
何か特殊な「エラ」のような器官があるわけではないので
おそらく
砂粒の隙間のわずかな空気を吸っているんでしょう。

こんな芸当は
熱帯雨林の湿った土では
おそらく無理だと思われます。

砂漠ならではの生態ですね。


月夜の砂漠の砂の中で
じっと息を潜めるサンドフィッシュスキンク。

想像すると
なかなか幻想的な光景が
目に浮かんで来ませんか?^^


posted by カメレオン・ハート at 05:06| 和歌山 ☁| Comment(0) | スキンク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月07日

ハルマヘラアオジタトカゲ

ハルマヘラアオジタトカゲ
かわいいベビーたちが入荷しています。

IMG_9324.jpg

アオジタトカゲは
生息地によりかなりの種類がいますが
このハルマヘラアオジタトカゲは
インドネシアのハルマヘラ島固有種です。

このアオジタトカゲの分類が気になる方は
3月の記事をご覧ください


IMG_9322.jpg

太くはっきりした縞模様と
真っ黒な四肢が特徴です。

性格は非常におっとり。

人を怖がらず
臆病なところは全くないのですが
暗いところが好きみたいで
みんなすぐに仲良くシェルターに隠れます。

手に取ると
なんとも言えない触りごこち。

ひんやり、しっとり、ぐにゃり・・・
ちょっと表現のしようがありません^^;

毎日、コオロギをたくさん食べて
成長はかなり速そうです。



posted by カメレオン・ハート at 06:21| 和歌山 ☁| Comment(0) | スキンク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月09日

アフリカンニホントカゲ?

アフリカの美しいトカゲ、
ブルーフェイスマブヤブルーテールマブヤ)が
入荷しています。

IMG_8553.jpg

英名でAfrican Five-lined Skink

青い尾と5つのラインが
美しいトカゲです。

5つのラインが入るのは実は♀で、
♂にはラインは入りません

IMG_8560.jpg

そう言えば
♀は5つのラインが入る
ニホントカゲの幼体に似ていますね。

♂はニホントカゲの成体の♂っぽい感じ。

アフリカだけあって
ニホントカゲよりもよりトロピカルですが。。。

サイズ的にも
ニホントカゲの感覚で飼えます

IMG_8554.jpg


posted by カメレオン・ハート at 09:04| 和歌山 | Comment(0) | スキンク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月04日

キメラアオジタトカゲって?

アオジタトカゲの分類と生息域は
結構複雑でややこしいので
頭の中を整理する意味で俯瞰的にまとめてみると
こんな感じです

アオジタトカゲ分類.jpg

要するに
アオジタトカゲというのは
オーストラリア・インドネシア・ニューギニアにしか生息せず、
そして大きくは5種類に大分類されるということになります。
(最新の研究ではアデレードアオジタトカゲ、マツカサトカゲを含む7種)

これでやっとスッキリ

・・・というわけには行かず、
ハスオビアオジタトカゲの中には
オーストラリアではなく
インドネシアのタニンバール諸島に生息する
タニンバールアオジタトカゲ
別名キメラアオジタトカゲ
という亜種がいるのです。


それを付け足したのがコチラ

キメラアオジタトカゲ分類.jpg

面白いことに
「キタ」・「ミナミ」の方角や
「ハルマヘラ」・「メラウケ」などの地名が主に
名前として付けられているアオジタトカゲの中にあって、
タニンバール諸島に生息するタニンバールアオジタだけが
なぜか「キメラアオジタトカゲ」という
別名を付けられています。

では
「キメラ」って何???

これはギリシャ神話に登場する
「キメラChimera)」のこと。

ライオンの頭、山羊の胴体、毒蛇の尻尾を持ち、
口から火炎を吐く怪物です。

キメラアオジタトカゲは
タニンバール諸島の人々にとって
よほど忌み嫌うべき恐ろしい生き物だったのでしょうか?
それとも日本のツチノコのような得たいの知れない存在だったのか・・・?

下の画像は今回入荷の
このなんともおどろおどろしい名前をいただく
キメラアオジタトカゲの赤ちゃんです

IMG_8086.jpg

短い手足に
短い尻尾、
そしてつぶらな瞳。

動画はコオロギを食べるシーンです


およそ火を吐く怪物には見えません(笑

キメラアオジタトカゲは
成長するにつれ
黄色みが増す個体や
中にはシルバーになる美しい個体もいるようです。

ある意味
その神々しい御姿に
現地の人々は畏怖の念を抱いたのかもしれませんね。


かわいいキメラアオジタトカゲのベビー
販売中です。



posted by カメレオン・ハート at 03:35| 和歌山 ☁| Comment(0) | スキンク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月08日

ワニとワニトカゲ

赤く縁どられた瞳が
とってもキュートな
アカメカブトトカゲです

IMG_7557.jpg

英名では
red-eyed crocodile skink
(赤目のワニトカゲ)

首から下は
まさにワニ

ワニに似ていると言っても
繁殖の仕組み
ワニとはちょっと違うようです。

ワニを含む多くの爬虫類の卵巣は2つありますが、
このアカメカブトトカゲには
なぜか卵巣は1つしかないようで
基本1度に1個しか卵を産みません。

なかなかCB化が進まないのは
このことにも理由がありそうです。

とは言っても
お客様のところで
「ベビーが生まれたよ〜

という嬉しいお知らせも
これまでいくつか聞いていますので、
自家繁殖も夢ではありません。

今回も数ペア入荷しています。
チャレンジしてみたい方はぜひ


posted by カメレオン・ハート at 00:40| 和歌山 ☁| Comment(0) | スキンク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月10日

博物館とブロードリーサウルス

「博物館」
という言葉を聞くたびにいつも
あのワクワクドキドキ感と薄気味悪さの入り交じった
ノスタルジーに襲われます。

幼い頃の遊び場の1つだった
田舎の県立博物館には
たくさんのホルマリン漬けにされた得たいの知れない
生物たちが展示されていました。

友達とボール遊びに飽きたあとは
決まって引き寄せられるように
その博物館に通ったものです。

博物館は明治時代に建てられた
非常に古い建物で
階段と渡り廊下は歩くたびにミシミシと不気味な鳴き声を上げ、
ドアは子供が部屋に入ることがいかにも気に入らないという感じの
ギ〜〜〜ッという
不機嫌そうな音を立てました。

そして恐る恐る部屋に足を踏み入れると・・・

ホルマリン漬けのたくさんの生き物たちの目が
じっとこちらの様子を伺っています。

今でもあのゾクゾク感は忘れることができません。

不思議な生き物たちへの興味と関心、
そしてワクワク感や鳥肌の立つようなゾクゾク感は
きっとあの博物館に植え付けられたのではないかと
今では思います。


さて、唐突ですが、
ここからは
オニプレートトカゲのこと。

IMG_6520.jpg

オニプレートトカゲの学名は
Broadleysaurus(ブロードリーサウルス)

分解すると
Broadley+saurus(サウルス=トカゲ)

ではBroadley(ブロードリー)とは・・・???

これはイギリス人の爬虫類学者
Donald George Broadley(ドナルド・ジョージ・ブロードリー)
のことです。

オニプレートトカゲは
ブロードリー博士のアフリカ爬虫類学への数多くの貢献に
敬意を表してその学名が付けられました。

イギリス生まれのブロードリー博士は
アフリカ中南部および東アフリカへの収集遠征を行い、
爬虫類・両生類の52 000を超える標本を持つ
ジンバブエ自然史博物館
創設に大きく貢献したのだそうです。

亡くなったのは2016年ですから
ごく最近までこの博物館で活躍されていたようですね。


52 000を超えるという
圧倒的な数の生物標本・・・

想像するだけで
幼い頃のあのゾクゾク感が
蘇って来ます。

きっと建物は新しく
ミシミシ、ギ〜〜〜ッ
はないと思いますが・・・(笑)


posted by カメレオン・ハート at 22:45| 和歌山 ☁| Comment(0) | スキンク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月08日

トーゴ産のオニプレートトカゲ

光沢のある鱗に覆われた
かっこいいフォルムが人気の
オニプレートトカゲです。

今回の入荷は
トーゴ産。

基本、大人しく扱いやすいオニプレですが、
トーゴ産はさらに性格が温和な感じがします。

IMG_6518.jpg

トーゴと言っても
私たち日本人にはあまり馴染みのない国ですので、
ツアーガイド的に
ちょこっとだけご紹介したいと思います。


トーゴは西アフリカにあって
ガーナとベナンに挟まれた細長い地形の国です。

人口は730万人。

高温多湿の熱帯性気候と
雨量が少なく湿度も低いサバンナ気候が混在しています。

綿花、コーヒー、ココアが輸出額の30%を占める農業国ですが、
今だに外国からの援助に依存する
世界最貧国の1つと言われています。

沿岸部は
16世紀〜19世紀まで
奴隷海岸として知られる
奴隷の供給地でした。

その後も
ドイツ、フランス、イギリスの植民地となっています。

長い間奴隷として、
また、植民地として支配されていた民族が
精神的・経済的に独立することは
非常に難しいことです。

元々はオニプレのプレートように
自らの身を守る鎧を持ち、
戦う強さを持っていた民族のはずですが・・・

IMG_6513.jpg

温和な性格に不釣り合いな
オニプレのキリッとした瞳を見ながら
故郷トーゴのこと、そしてその重い歴史に思いを馳せるのも
たまにはいいのかもしれません。


posted by カメレオン・ハート at 21:26| 和歌山 ☁| Comment(0) | スキンク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月23日

夜トカゲ

夜トカゲ」。

そそられるネーミングですね〜

しかも
1匹だけで生殖すると言われる
単為生殖で胎生
の面白いトカゲ。

イボヨルトカゲ
ドイツCBの入荷です。

IMG_6417.jpg

IMG_6420.jpg

IMG_6416.jpg

「夜トカゲ」の名の通り、
昼間は隠れていることが多い夜行性で一見地味ですが、
英名Yellow-spotted Night Lizardの通り、
よく見ると黄色い斑紋が非常に美しいトカゲです。

夜は一体どんな動きをするのか・・・?
本当に1匹だけで生殖するのかどうか・・・?

夜トカゲの秘密を
もっと知りたい私です。


posted by カメレオン・ハート at 09:25| 和歌山 ☁| Comment(0) | スキンク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月30日

アカメカブトトカゲ入荷♪

小さな怪獣
アカメカブトトカゲ
入荷しています。


IMG_5602.jpg

昨年入荷したアカメカブトからは
ベビーが生まれたよ〜

という嬉しい便りも
届いています。

IMG_5608.jpg

小さな怪獣から生まれた
子怪獣の可愛らしさといったら・・・

想像するだけでも
たまりませんね

IMG_5609.jpg

今ならペア取り可能です


posted by カメレオン・ハート at 07:05| 和歌山 ☀| Comment(0) | スキンク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする