2021年03月05日

ジーベンロック捕食シーン

普段アカムシをメインに食べている
ジーベンロックナガクビガメですが、
たまにワーム類を与えると
喜んで食べます




自慢の長〜い首は
狭いところに潜む餌を食べるのに便利ですね。


その昔、首の短かったキリンが
長い首に進化したように
ナガクビガメも
首を長くした方が生きていくのに
都合が良かったんでしょう。


USCBのかわいいベビーたち
販売中です


posted by カメレオン・ハート at 08:26| 和歌山 ☁| Comment(0) | 水生ガメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月13日

ジーベンロック

ジーベンロックナガクビカメ
USCBベビーが入荷しています。


IMG_2556.JPG


ひょうきんな顔をして
水槽内をちょこまかとせわしなく
泳ぎ回る姿は
見ていて楽しく、
微笑ましい完全水棲のカメです。


IMG_2548.JPG


ナガクビカメの名前の通り、
首がとても長く、
甲長の最大1.5倍まで伸びるようです。


あまりに長いため
甲羅の中には引っ込めることができず
画像のように
首を曲げて収めます。


いわゆる曲頸亜目(きょくけいあもく)と呼ばれるカメですね。
(これについての過去記事はコチラ


IMG_2553.JPG


「ジーベンロック」とは
ちょっと変わった名前ですが、
これは
オーストリアの動物学者Siebenrock(シーベンロック)にちなんで
名付けられています。


「ジーベン」の愛称で
親しまれているカメさんですね。


既にレプトミンや赤虫に
餌付いています


posted by カメレオン・ハート at 08:28| 和歌山 ☁| Comment(0) | 水生ガメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月05日

卑弥呼とニホンイシガメ

コロナ禍の不安の時代を反映してか
TVでも占いものの番組が超人気ですね。


当たるも八卦当たらぬも八卦ですが
日本人の占い好きは今に始まったことではなく
古くは卑弥呼の時代に遡ることができるようです。


魏志倭人伝には
下のような記述があります。


「その俗、挙事行来に云為するところあらば、すなわち
骨を灼きてトし、もって吉凶を占い、まずトするところを告ぐ。
その辞は令亀法のごとし。火折を視て兆を占う。」


卑弥呼が何の骨を焼いたかは不明ですが、
中国の「令亀法」に従い
亀だったかもしれません。


その後、
平城京は亀の甲を焼いてその地を占って決められるなど
亀は占いの媒介としての主役でした。


ではその占いに使われていた亀とは一体
何亀さんだったでしょうか・・・???


元々、日本固有の亀は
ニホンイシガメとリュウキュウヤマガメの
2種しかいないところを見ると
それはやはり
ニホンイシガメだったのではないかと思います。


現代では
動物愛護の観点からあり得ないお話ではありますが
古代において
ニホンイシガメが神聖視されていたことは
間違いありません。


画像は昨年8月生まれの
ニホンイシガメのベビー。

占いに使われた亀の末裔です(笑)

IMG_0979.JPG


【新刊】REPFAN vol.13
ニホンイシガメとキボシイシガメの特集です



posted by カメレオン・ハート at 03:19| 和歌山 ☀| Comment(0) | 水生ガメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月17日

マタマタ入荷情報とカメの基本のキ

今回は
入荷したマタマタの紹介をしたいと思いますが、
その前に
まずはカメの「基本のキ」から・・・


「基本のキ〜その1〜」

「カメは甲羅を脱ぐことができる」

・・・と実は私も小さい頃は思っていました(^0^;)

甲羅から抜け出した丸裸のカメさんが
恥ずかしそうにしている姿を想像すると
なんだか微笑ましいのですが
もちろんこれは間違い。

甲羅は皮膚が変化したもので身体の一部ですから
重いからと言って脱ぐことはできません。


「基本のキ〜その2〜」

「カメは皆、首を引っ込める」

・・・これは常識ではなく
首を引っ込めることができないカメさんもいます。

このカメを曲頸亜目(きょくけいあもく)
といいます。

わたしたちにおなじみの「首を引っ込めるカメ」は
潜頸亜目(せんけいあもく)です。


実は曲頸亜目のカメの1種が
今日ご紹介する
マタマタです。

IMG_1999.JPG

画像の通り、
大きな三角頭をしているので
引っ込めることができず
首を傾げることしかできません。

IMG_2007.JPG

ゴツゴツした岩のような甲羅と
枯れ葉のような頭。

まさに擬態の達人ですね。

完全水棲で
メダカや小赤など小さなお魚を食べます。

IMG_2080.JPG

固い甲羅に「首を引っ込める」ことで
大事な頭を守る潜頸亜目のカメに対し、
頭を「枯れ葉」に擬態させる代わりに
「引っ込める」ことをやめた
曲頸亜目のマタマタ。

これにはマタマタなりの
2つの大きな戦略がありそうです。

1つ目は
「防御」というよりは
そもそも害敵に見つからない戦略。

そして2つ目は
(もしかしたらこちらの方が主眼のような気がするのですが)
獲物を獲るための戦略。

枯れ葉であると魚に油断させて
近付いて来た魚をパクッ

目が極端に小さいのも
バレないためのトリックの1つ。

待ち伏せ型の狩りであるため
あまり動き回る必要がなく
消費エネルギーもごくわずかで済みます。

ということで
いつもじっとしていて、あまり動きがないため
それほど大きな水槽は必要ありませんが、
最大50cmほどになりますから
この魅力溢れるマタマタを飼育してみたい方は
一応将来の姿を頭に入れて
ご検討ください。


posted by カメレオン・ハート at 04:55| 和歌山 ☔| Comment(0) | 水生ガメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月06日

指の数とミツユビハコガメ

今日はまずざっくりと
両生類・爬虫類の
基本的な「指の数」のおさらいから・・・
     
 前脚後脚
カエル4本5本
イモリ4本5本
ヤモリ5本5本
トカゲ5本5本
カメ5本4本


カエルとイモリは同じ両生類なので
やはり指の数も同じなのは興味深いですね。

ヤモリ・トカゲの爬虫類の仲間は
基本、指の数は5本。

爬虫類の中で特筆すべきは
カメの後脚が4本であること。

たとえば
ギリシャリクガメはこんな感じ

ギリシャリクガメの前脚.jpg
ギリシャリクガメの後脚.jpg

前脚の指5本、後脚の指4本がスタンダートであるカメの中にあって
異端児が存在します。

まずはロシアリクガメ

ロシアリクガメの前脚.jpg
ロシアリクガメの後脚.jpg

ヨツユビリクガメ」の別名の通り、
前脚がなぜか4本指です。

特に穴を掘るのが得意なカメなので
5本指より4本指の方が都合がいいのでしょうか・・・???


次の異端児は
ミツユビハコガメ

ミツユビハコガメの前脚.jpg
ミツユビハコガメの後脚2.jpg

名前の通り、
後脚が3本指です。

その理由は想像もつきません(-_-;)

ただし、ミツユビハコガメの中には
一部4本指もいるようですし、
また、下の画像のように
4本目の指らしきもの(爪は生えていませんが)
が普通にあったりします。

意外にアバウトだったりして?


ミツユビハコガメの後脚.jpg

もしかしたら
ロシアリクガメ、ミツユビハコガメ以外にも
異端児はいるかもしれません。


わたしが知る限り、
トカゲやヤモリでは
「5本指の原則」から外れる種類はいない?ようなので
カメの指の異端さが際立ちます。

ひょっとしたらカメだけが
「指の数を減らす」という進化の方向性を志向し、
現在その途上にあるのかも???
などというのは空想的に過ぎるでしょうか?
(これを機能が必要なくなったための「退化」と呼ぶのかもしれません。)


ミツユビハコガメのベビーが入荷しています。
指の数が気になって仕方ない方は
お店に実物を見にお越しください(笑

IMG_1726.JPG

【オマケ動画:ミツユビハコガメがシルクワームを食べるシーン】

posted by カメレオン・ハート at 00:07| 和歌山 ☀| Comment(0) | 水生ガメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月10日

Mississippi

小さくて丸っこくてとってもかわいい
ミシシッピニオイガメのベビーが
久々に入荷しています。

IMG_0384.JPG

ミシシッピ「Mississippi」と言えば
中学校の時、英語のスペルの問題でよく出ましたね。

iが4つ、sが4つ、pが2つの特異な綴りなので。


村上春樹の「カンガルー日和」の中の
短編小説「眠い」で、

「ねえ、ところで『ミシシッピ』という単語には本当に4つも s が入っていたっけ?」
「知らないわ、そんなこと」と彼女は言った。
彼女の首筋には素敵なコロンの香りがした・・・

なんてくだりがありました^^


それはさておき
「ミシシッピニオイガメ」という名前は
日本でしか通じず、
現地のアメリカでは
“Stinkpot”や“Common Musk turtle”と呼ばれます。

“Stinkpot”は
「臭い壺」という意味ですが、
これはミシシッピニオイガメが
危険を感じると後肢にある臭腺から臭いのある分泌液を出すことから
名付けられています。

ただし、飼育下でこの匂いを嗅がされることはまずないので
ご心配なく。
(少なくとも私は経験ありません。)

和名を付けるとき
英名をそのまま訳されなくて
本当によかったとつくづく思う次第です。

IMG_0387.JPG

posted by カメレオン・ハート at 08:55| 和歌山 ☁| Comment(0) | 水生ガメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月15日

ミズガメ水槽の掃除屋さん

動画は
ミシシッピニオイガメとカブトニオイガメ水槽の
コケとりをしてくれている
石巻貝です


「歯舌」と呼ばれる歯で
ガラス面に張り付いた苔を
ゴリゴリ削り取って
食べていますね。

生きたお掃除ロボット ルンバって
感じでしょうか(笑


石巻貝は
かなりの大食漢なので
数匹入れておけば
ガラス面はみるみる綺麗になります。

仲良く並んで
石巻貝さんのお掃除を待つ
ミシシッピニオイガメカブトオイガメ
ベビーです

IMG_7646.jpg

posted by カメレオン・ハート at 04:06| 和歌山 ☔| Comment(0) | 水生ガメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月18日

大きいニホンイシガメ入荷と亀の寿命

大きいサイズの
ニホンイシガメが入荷しています。

まずは♂の画像

IMG_6774.jpg
IMG_6776.jpg

次は♀

IMG_6747.jpg
IMG_6750.jpg

ニホンイシガメやクサガメやミドリガメなど
現在、国内の自然で見られる亀の寿命については
一般に20年〜40年と言われています。

ところが・・・

地元和歌山が誇る博物学者
 南方熊楠(1867年〜1941年)
が飼っていたクサガメの「お花」は
2001年7月に老衰で死亡するまで
なんと100歳以上生きていたそうです。

そして
和歌山県田辺市にある
南方熊楠の旧邸では
たくさん飼っていた亀の中の最後の1匹「小太郎」を
今でも見ることができるのだそう。
(朝日新聞の7年前の記事より)

98s小太郎s圧縮.jpg


いつか南方熊楠顕彰館に足を運び
明治、大正、昭和、平成、令和の5つの御代を生きる
「小太郎」に会いに行きたいと思います。



posted by カメレオン・ハート at 08:08| 和歌山 ☔| Comment(2) | 水生ガメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月02日

月とスッポンと長い首

「月とスッポン」・・・

スッポンには大変失礼な言葉で
夜空に白く浮かぶ月に負けず劣らず
とても美しいアルビノシナスッポンです

IMG_99801.jpg

スッポンは砂利に潜るのが好きなカメだけあって
こんな感じで捕食するのが得意です


砂利に潜りたがるのは
川底に身を隠し、首だけ出した方が
エサを捕りやすいことに気付いたスッポンの戦略なのかも???
という気もします。

キリンの首論争ではありませんが、
川底に隠れてエサを捕るうちに首が長くなったのか、
元々首が長いメリットを生かして、こうした捕食を始めたのか、
よくわかりませんが
つくづくちょっと奇妙で面白いカメだなあと思います。

posted by カメレオン・ハート at 02:52| 和歌山 ☀| Comment(0) | 水生ガメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月05日

古代からのペット

なんとも郷愁を誘うこのフォルムは
ニホンイシガメです。

IMG_54261.jpg

日本固有種だからでしょうか?

IMG_54281.jpg
ニホンイシガメは
江戸時代以前からペットとして飼われていたといわれています。

幼体を「ゼニガメ」と呼ぶことが
その証拠になるのではないかと思います。

もし現代になってから飼育され始めたのなら
さすがに通称「ゼニ(銭)ガメ」とは呼ばないでしょうから。


IMG_54251.jpg
IMG_54241.jpg

ニホンイシガメは
もしかしたら古代から
庶民と一緒に暮らしていたのかもしれません。

神社の池などに多くみられるのも
そのせいではないかと考えます。
なぜなら
昔、神社は今とはかなり様子が違って
庶民が毎日集う寄り合いの場所だったようなので。


ニホンイシガメを見て
なんとも懐かしい感じがする私は
やっぱり日本人なんだなと
つくづく思います。


posted by カメレオン・ハート at 09:23| 和歌山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 水生ガメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする