2011年11月20日

鱗と進化論

先日、「カメレオンの鱗の話 http://blogs.yahoo.co.jp/sorariku1963/article/304465306.html」の中で、パンサーとパーソンの鱗の画像を載せましたが、今日は鱗がとても特徴的なルディス↓
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見知らぬ天体の上空から見た異星人の棲む都市って感じがしないでもないですが、大中小の真ん丸な美しい鱗たちがたくさん並んでいます。 パンサーやパーソンの鱗の形とはだいぶ趣が違いますね。 触った感じはかなり乾燥していて、乾燥度合でいうとパーソン<パンサー<ルディスの順番で乾いている感じがします。 これは恐らくそれぞれの生息域の気候に起因するのだと思います。 考えてみると魚類から両生類を経て爬虫類へと進化したとする進化論に従えば、水中から陸への進出の歴史の中で、まさにこの「乾燥との闘い」が最も切実な問題だったろうと想像できます。 そして陸上での乾燥への対応として進化してきたのが爬虫類の「鱗」というわけですね。 ここで面白いのは、よく言われるように魚類(鱗あり)⇒両生類(鱗なし)⇒爬虫類(鱗あり)ということで、両生類の段階でなぜか一旦鱗をなくしてしまったこと。 この事実だけを考えると進化に連続性がなく、進化論は実は怪しいということになります。 (進化論の怪しさの例として、よく進化途中の中間の首の長さのキリンの化石が全く発見されないなどミッシングリングの問題が挙げられますね。)
ただ、魚類の鱗は骨由来、爬虫類の鱗は皮膚由来という全く起源が違う事実から、一旦わずらわしい鱗を脱ぎ捨てて生まれた両生類が、さらに陸上に進出して爬虫類へと進化して行く段階で、乾燥への対応のために今度は皮膚を変化させることで、陸上用の新たな鱗を身に着けた・・・・とこじつけることもできますね。
カメレオンの鱗のことから、あれやこれやと考えてみると、学校で習った進化論は実は怪しいような、でもやっぱり正しいような・・・??? 真実は1つしかないわけですから、いつの日かほんとうのことが解明される日が来るとは思いますが・・・
posted by そらりく at 09:44| Comment(8) | TrackBack(0) | カメレオンの鱗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月13日

カメレオンの鱗の話

カメレオンは有鱗目ですから当然「鱗(うろこ)」があるわけですが、イメージ的にはどうも「鱗」って感じではないですよね。 魚の鱗が「骨」由来であるのに対して、カメレオン(爬虫類の多く)の鱗は「皮膚」由来らしく毛や爪と同じなので、そもそも魚の鱗とは起源からして違うわけです。 機能面から言っても、ごく大雑把に言って、魚の鱗は「防御」が最大の役割であるのに対して、爬虫類の鱗は「乾燥を防ぐ」が第一の機能というふうに大きな違いがあるのかもしれませんね。 そういう目で改めてカメレオンを見てみると、鱗1つであっても結構面白いもんです。 まず下の画像はパンサーカメレオンの鱗↓
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楕円の粒状鱗が並んでいます。
大多数の小さい楕円の中に、時折大きめの楕円がポツポツと現れる構造。 鱗1つ1つが突起状の形をしているせいで、触るとザラザラとしています。 そして、かなり乾燥していますね。 一方、下の画像はパーソンカメレオンの鱗↓
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4角形から6角形の角のある鱗がお城の石垣のようにびっしり積み上げられたような構造をしています。
パンサーのように突起状でなく扁平。 この扁平な形状こそパンサーの鱗との大きな違いで、そのなめし皮のようになめらかな感触の原因になっているんですね。 触るとしっとりと指に吸い付くような感じで、鱗1つ1つが水分をたくさん含んでいることを示しています。
 
「乾燥を防ぐ」という鱗の主機能は同じでも、パンサーとパーソンでは鱗の役割がかなり違う・・・
以下はあくまで想像に過ぎませんが・・・ パンサーの鱗は水分をあまり含まず(通さず)、体内の水分を外へ逃がさずに閉じ込める役割。 (突起状であることから「防御」の意志も若干鱗に込められている?) パーソンの鱗は鱗自体が保水性と通水性に優れ、逆に外側からも体内に水分を取り込む役割。 (扁平であることから、鱗に防御の意志は感じられない?) 画像を単純に比較してみても、水分をはじきそうなパンサーと水分を吸収しそうなパーソンって感じしませんか?
 
同じカメレオンといっても全く対照的なパンサーとパーソンの鱗。 でも、やっぱり皮膚が硬化したものという共通性は触るとなんとなくわかります。 皮膚の進化の違いの背景には、カメレオンにとって最も大切な「水」をめぐるドラマが隠されているような気がしますがいかがでしょう?
posted by そらりく at 10:23| Comment(8) | TrackBack(0) | カメレオンの鱗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする