2021年01月13日

Google Earthでわかる2万年前のマダガスカルとパンサーカメレオン

あるユーチューブのチャンネルで
2万年前の日本列島の姿が
Google Earthでわかるという動画があり、
とても興味深く、面白く
拝見しました。

現在の日本列島をググると
こんな感じで見られますが

現在の日本.jpg

2万年前(最終氷河期)は
画像の薄い水色の部分は
地上に露出していたのだそうです。

つまり
日本列島は大陸と地続きだったことが
一目見てわかります。

そして下の画像の黄色く色付けした部分は
大きな湖だった・・・

2万年前の日本.jpg

なぜそんなことが言えるかというと
氷河期には陸上にたくさんの氷ができるために
海の水がそれだけ減って
海面の高さが下がるから。

そして2万年前は
どれくらい下がっていたかもだいたいわかっていて
今より実に140mも低かったのだそう。


・・・この説を前提に
我らがマダガスカルのマップに
目を移してみます。

マダガスカル島.jpg

上の画像の薄い水色の部分は
地上に露出していたことが
マップを見て連想できます。


さらに
マダガスカル島の北部西海岸に着目すると・・・

2万年前のパンサー.jpg

ノシベ・ノシミチオ・ノシファリー・ノシコンバなど
現在、パンサーカメレオンが多く棲息する島々は
Google Earthを見る限り、
2万年前は皆、地続きだったのでは?と想像できます。

IMG_9497@.jpg

氷河期が終わりを告げ、
気温が上昇して厚い氷が解けるとともに
海が襲って来ました。

命からがら島に取り残された
カメレオンの祖先たち。

その後、それぞれの島で生き残り
独自の進化を遂げた
西海岸のパンサーカメレオンのローカリティを
わたしたちは今、
目の当たりにしているのかもしれません。

posted by カメレオン・ハート at 05:27| 和歌山 ☀| Comment(0) | カメレオンの起源考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月29日

【仮説】エボシカメレオンが植物を食べるわけ

019 (3).JPG
エボシはアラビア半島の標高1200〜2000mくらいの高地に生息するカメレオンです。
下記はその生息域に近いイエメンの首都サナアの気候データ(月間平均値)↓

1月  最低22℃ 最高31℃ 降水量2.3mm 
2月  最低22℃ 最高31℃ 降水量2.1mm
3月  最低24℃ 最高33℃ 降水量  0mm
4月  最低26℃ 最高36℃ 降水量0.9mm
5月  最低28℃ 最高38℃ 降水量1.7mm
6月  最低30℃ 最高38℃ 降水量  0mm
7月  最低30℃ 最高38℃ 降水量  0mm
8月  最低30℃ 最高38℃ 降水量1.2mm
9月  最低28℃ 最高38℃ 降水量0.1mm
10月 最低26℃ 最高37℃ 降水量  0mm
11月 最低24℃ 最高34℃ 降水量  0mm
12月 最低22℃ 最高32℃ 降水量2.9mm
 
 

最高気温・最低気温を見る限り、高地山岳地帯にしては相当暑いところのようですね。
でも最も注目すべきは降水量。
1年のほぼ半分は雨が全く降らない。
ほとんど砂漠ですね。
よく言われる通り、この乾燥した過酷な環境こそ、エボシをして植物食に走らせた第一の理由であることが容易に想像できます。

ここでこんな疑問が湧き上がってきます。
「ではなぜエボシはもっと雨の降る地へ移動して生き残りを図らずに、この乾燥した地で植物を食べて生きながらえるという、他のカメレオンには見られない、ある意味革命的な道を選んだのか・・・?」

ここからは仮説(物語)です。

白亜紀以降の地殻変動による大陸移動により、元々1つであったアフリカ大陸とアラビア半島は紅海・アラビア海を挟んで切り離された。
その際、エボシカメレオンの一群はアラビア半島側に取り残されてしまった。
分離後、運の悪いことにアラビア半島側の気候はそれまでより雨の少ない乾燥した気候に変わってしまった。長い長い年月を掛けて徐々に徐々に・・・。
エボシたちはより湿潤な地を求めて移動を試みた。
しかし、北は砂漠に、南は新しくできた海に行く手を阻まれ、結局その乾燥の地で孤立した。
エボシたちが生き残るために残された道はただ1つ。
植物から水分を得ることだった・・・・

もしも、大陸移動がなかったとしたら・・・・
我が家のエボシカメレオンがみかんを食べる姿を見ることはきっとなかったことでしょう。

※大陸移動に関する記事は下記を参照↓
http://sorarikuworld.seesaa.net/article/304465391.html
※アラビア半島とアフリカ大陸、紅海・アラビア海の位置関係、地形はGoogleMap参照↓
http://www.worldmapfinder.com/Map_Earth.php?ID=/Jp/Asia/Yemen
posted by カメレオン・ハート at 14:56| Comment(2) | TrackBack(0) | カメレオンの起源考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月23日

ゴンドワナ大陸とカメレオン

太古の昔。
アフリカも南アメリカもインドもアラビアも南極も、そしてマダガスカルも1つの塊だった・・・
と言うと、にわかには信じがたいお話ですが、プレート理論による超大陸の存在が定説になりつつあります。
 
 
下の概略図はジュラ紀(1億9960万年前〜1億4550万年前)から白亜紀(1億4550万年前〜6550万年前)にかけてのゴンドワナ大陸と呼ばれているものです。
(白亜紀に入ってからそれぞれのパーツが離れ離れになり、移動して行くようです。)
 
 
イメージ 1
 
 
ここで上の図に現代のカメレオンの大まかな分布図を重ねてみたのが、下の図↓
 
 
イメージ 2
 
何かを物語っているような気がしませんか?
ゴンドワナ大陸が本当に存在していたらのお話ですが・・・
 
 
 
2002年2月のNature誌は、DNA解析によりカメレオンの起源地がマダガスカルであるという研究成果を発表しています。
マダガスカルはまさにカメレオンの聖地ということですね。
そして、5000万年〜9000万年前に現れた最も古い系統のカメレオンが、当時まだ陸続きであったアフリカ大陸へと渡って行ったのだと・・・
 
この説では、なぜインドやアラビア半島の一部にカメレオンが存在するのかが説明されていませんが、ゴンドワナ大陸(仮説)の図と重ねるとうまく辻褄が合います↓
 
 
イメージ 3
 
 
 
そういう目で見るとインドもアラビア半島もカメレオンの分布がマダガスカル島寄りになっているように見えますがいかがでしょう?
 
 
なぜカメレオンは世界にこんなヘンテコな分布をしているのか?
ずっと不思議に思っていたのですが、ゴンドワナ大陸という視点で考えるとその謎がスルスルと・・・・
 
 
最後にもっと夢のある想像ですが、もしかしたら将来南極大陸からカメレオンの化石発見!なんていうビッグ・ニュースが飛び込んで来たりして・・・?
聖地マダガスカルに近接していた南極大陸に、その可能性がないとは決して言い切れないと思います。
南極の厚い氷の下に眠る古代のカメレオン・・・
それは僕が死んだはるか遠い未来の夢として残しておきたいと思います^^
 
 
 
 
 
 
posted by カメレオン・ハート at 10:47| Comment(2) | TrackBack(1) | カメレオンの起源考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする