大航海時代に世界は『カメレオン』という生き物の存在を広く認知するようになったと推測できるわけですが(http://blogs.yahoo.co.jp/sorariku1963/folder/1613639.html)、ではその時、ヨーロッパ人の目にこの奇妙な生き物はどう映ったか?(あるいはどういう生き物として伝えられたか?)
答えは簡単^^
それは『chameleon(カメレオン)』という言葉自体に隠されています。
『カメレオン』の語源はギリシャ語で、『カメ+レオン』。
『カメ』とは『亀さん』のことではなく、chamai(ギリシャ語で地上の、小動物の意)。
『レオン』とはleon(ギリシャ語でライオンの意)。
つまり『カメレオン』とは『地上のライオン』の意味。
『地上のライオン』???
ライオンだって地上にいるぞっ!と突っ込みたくなりますが、命名者はもしかしたら『小さなライオン』ということを伝えたかったのかもしれませんね。
捕まえようとすると怒って口を大きく開けて威嚇する姿が『ライオン』に見えたのでしょうか?
いずれにしても昔のヨーロッパ人は『カメレオン』を『ライオン』に見立てたことは間違いありません。
そして『カメレオン』を実際に見ることのできなかった多くの人々は、地の果てに棲む『カメレオン』と呼ばれる生き物を『小さなライオンのような生物』として理解したに違いありません。
もしも『カメレオン』がそのまま『カメレオン』でなく、英語に訳されて日本に入って来ていたとしたら・・・・?
『カメレオン』は今頃『ground lion』とか、『litle lion』とか呼ばれていたかもしれませんね。