2018年01月14日

エサ昆虫の話〜ガットローディングとダスティングの重要性〜

よく「いろいろなエサ昆虫があるけど何がいい?」
と聞かれることがありますが
これは与える生体の状態や嗜好性によって
答えはさまざまで一概には言えませんね。
店頭で十分お話を伺ったうえで
お勧めのエサをご提案させていただいています。

これを栄養価という点だけに限れば
世間にはさまざまな栄養価の成分比較表なるものが存在し、
このデータを元に
「このエサ昆虫はよくて、このエサ昆虫はダメ」なるお話をたまに耳にします。

データは確かに
科学的に分析されたものでしょうから
十分信頼に足るものです。
思い込みによる誤った食餌を防ぐ意味でも必要なものですね。

ただ見落とされがちなのは
その栄養価の測り方です。

お付き合いのある研究機関の方に
栄養価の計測の方法についてお話を伺ったところ・・・

通常ある生物の栄養を測る際に、胃の中の内容物を絶食によって抜いた状態にし、
その後完全乾燥して計測します。
たとえこの生物自体の栄養価が高くとも”胃の中”が評価されていないのであれば意味がない・・・

とのことでした。
    ここが最も重要な点なのですが、成分分析のデータは
胃の中の内容物は無視されているのですね。

わたしたちが飼育している爬虫類や両生類にエサを与える場合に
まさか絶食させてカラカラに干からびたような昆虫を
与えるわけではありませんよね?
コオロギには野菜や専用フード、
シルクワームには桑の葉やシルクメイトをたっぷり与え
(これをガットローディングと言います)、
カルシウムやサプリをダスティングして
プリプリにして食べていただくわけです。

この飼料が胃の内容物として直接爬虫類に届くわけです。
基本的に餌の虫はあげている”飼料を運ぶ入れ物”・・・

与える生体ごとの最適な
エサ昆虫とその昆虫に与える飼料の関係

まだまだわからないことが多いですね。
これは今後さらなる研究と進化が必要ということです。

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posted by カメレオン・ハート at 04:59| 和歌山 ☀| Comment(0) | 餌の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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