令和時代の幕開けも
いよいよ秒読み段階に入りましたね。
新元号「令和」の発表があってから
その典拠の「万葉集」が脚光を浴びています。
万葉集はその作者層が
天皇から農民まで幅広い層におよび
詠み込まれた土地も東北から九州の各地に至るため
7〜8世紀の人々の生活や関心が手に取るようにわかる
とても貴重な資料と言われます。
・・・ということで
古代の人々がどんな生き物にどれくらい関心があったのかを知る
1つの参考として
「万葉集にどんな生き物が何首詠まれているか?」を
データベースで調べて
ランキングしてみました。
その結果は・・・???
第1位:鳥(全種まとめて)600首
第2位:馬 91首
第3位:鹿 68首
第4位:魚(全種まとめて)22首
第5位:蛙 20首
第6位:鯨 12首
第7位:蝉 10首
第8位:コオロギ 7首
第9位:蚕 5首
第10位:犬 4首
第11位:牛 3首
第11位:虎 3首
第11位:ムササビ 3首
第14位:亀 2首
第14位:トンボ 2首
第16位:兎 1首
第16位:狐 1首
第16位:猿 1首
第16位:蝶 1首
第16位:蜘蛛1首
やはり鳥が堂々の1位で圧倒的ですね。
中でもウグイスを詠んだ歌が
最も多いようです。
注目すべきは
両生類のカエルが見事に
第5位にランクイン

一方、爬虫類の亀は
2首のみで第14位。
カエルは
やはりあの鳴き声のために
古代の人々の受けもよかったのでしょうか?
さて、
これからやって来る令和時代。
私たちの生き物への関心度は
一体どうなりますか・・・???