トッケイヤモリの口中の
開閉している器官の機能について書きましたが、
詳しい生物学者の方から
その正体についてご教示いただきましたので
ご披露しますね。
まずは再度、
トッケイの口の中の動きをご覧ください
私はこのパコパコ開閉しているのは
ヤコブソン器官へ匂いの粒子を送り込む弁では?
などと適当に仮説を立ててみたのですが、
見事に打ち砕かれて、
これは単に気管なのだそうです。
(気管はもっと口の奥にあるものと思い込んでいました)
トッケイヤモリに限らず
爬虫類は皆、気管がパタパタと開閉するのが特徴で
開閉することで異物の混入を防いでいるようです。
(上の動画のように目視できるかわかりませんが)
開閉式気管。
う〜ん、面白い^^
爬虫類について知らないことが
まだまだ山のように、
海のように拡がっているような気がします。
カメレオンにおいて
ごく稀に肺に水が入ってしまい死に至るケースがあると聞きますが
(私は幸い経験がありません)、
これは運悪く
このパタパタの気管から水が浸入してしまったということでしょう。
さらさらとイラスト図まで描いて送っていただきましたので
参考まで添付します
一方で
ヘビで有名なヤコブソン器官は
爬虫類全般、現役で活躍中だそうです。
(人間のヤコブソン器官は退化しています)
基本的に、舌を使って集めた空気中のニオイ分子を
ヤコブソン器官へ運び込む。
そういえば
ヘビに限らずトカゲもレオパもペロペロ舌を出しますね。
そして爬虫類において
このヤコブソン器官は2つあるらしく、
舌が二股なのはこのためです。
なるほど・・・
図を見ながら考えると納得できますね。
人間が既に失ってしまったと言われる
ヤコブソン器官の機能。
その機能がまだ残っていた頃って
一体どんな感じだったのか・・・?
想像すらできませんが、
その昔、人は
五感の1つである嗅覚を超える
もう1つの第六感?を感じることができたのかもしれません。
posted by カメレオン・ハート at 00:05| 和歌山 ☀|
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樹上性ヤモリ
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